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慢性心不全に対する陽圧治療について

久留米大学心臓血管内科
江口  裕之

慢性心不全とは、心臓のポンプ機能が低下した状態であり、種々の心臓の病気や心臓以外が原因で起こります。つまり、病名というよりは心臓が衰えた状態をあらわす、症候名です。心臓のポンプ機能が低下するために全身に十分な酸素が送れず、また全身の血流が滞るために、呼吸困難、息切れ、全身のむくみ、全身倦怠感などの症状がみられます。
治療としては①増悪因子の除去(減塩、減量、禁煙)・運動、②薬物療法、③医療機器を使った特殊治療、④基礎疾患に対する治療があります。しかしこれらの治療によっても、期待しているほどの効果が得られず、時に心不全の急性増悪を繰り返し、徐々に進行して最終的に生命の危険を伴うことがあります。近年、そうした患者さんに対しての有効な治療法として陽圧治療が注目されてきています。
 慢性心不全の50%〜70%の患者さんに、夜間睡眠中に呼吸が乱れる、止まる、速くなるなどの睡眠呼吸障害(SDB)を認めると言われています。 陽圧治療は、二相式気道陽圧ユニット(Adapt Servo Vevtilator=ASV)を使用し、睡眠呼吸障害(SDB)を改善することを目的とした治療です。
実際には、患者さんが睡眠時にマスクをつけて就寝し、器械(ASV)から圧をかけた風を送り込むことで、患者さんの自然な呼吸状態に近くなるように、器械がすべて自動で動きます。したがって、患者さんがすることはマスクをつけて寝るだけという非常に患者さんの負担が少ない治療です。

2012年7月1日

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